トイレに逃げ込み、探し回る編集長の怒鳴り声… 元社員が明かす出版社のブラックな実態 (1/4ページ)

2017.3.26 13:07

初田さんの自伝漫画エッセイ「ブラック企業やめて上海で暮らしてみました」(扶桑社)。内容は壮絶だ
初田さんの自伝漫画エッセイ「ブラック企業やめて上海で暮らしてみました」(扶桑社)。内容は壮絶だ【拡大】

  • 編集者時代の初田さん。顔色の悪さが過酷な状況を物語る
  • 第二の人生をスタートさせた現在の初田さん。体調が戻り、すっかり体重も…

 ブラック企業、辞めました-。徹夜続きの“デスマ(デスマーチ=死の行進)”を強要されるIT企業社員の実話を描いた映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」が8年前に公開され話題を集めたが、老舗出版社の元編集マン、初田宗久さんの労働状況も過酷だった。新刊「ブラック企業やめて上海で働いてみました」(扶桑社)で明かす体験談は壮絶を極める。退社後、習得した中国語を生かし、中国のメーカーに就職した初田さんは言う。「私は40歳近くの“アラフォー”で会社を辞め、間もなく50歳の“アラフィフ”おじさん。辞めて正解かどうか分かりませんが、間違いなく今の方が楽しいです」。元敏腕編集マンが吐露する苛烈なデスマの日々とは…。(戸津井康之)

 続々とトイレに逃げ込む編集マン

 「初田。初田。初田。初田はどこだあ!」

 深夜の社内で編集長が怒鳴り散らしながら自分を探しまわる声を、初田さんは何度もトイレの中で聞いたという。

 誰もが知る東京の老舗出版社の編集部で月刊誌などを担当、中堅の編集マンとなっていた初田さん。だが、月刊誌の締め切り前の深夜残業や徹夜が増え続ける状況に、しだいに体調を崩すようになっていた。そんな苛烈な職場で、少しでも休憩しようと会社のトイレの個室の中に逃げ込む時間が増え始めていたのだ。

 「あと半年間、このペースのまま仕事をしていたら過労死してしまう…」。トイレの便器の上で頭を抱えたままうずくまり、初田さんはこう死を実感したという…。

アダルト誌に左遷してもやまないパワハラ

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