【論風】大学入試改革への期待 元経済産業事務次官・北畑隆生 (1/3ページ)

2017.4.6 05:00

 ■グローバル化時代の英語教育を

 「日本人の英語が上達するための早道は、大学の入試科目から英語をやめることである」

 30年以上も前にグレゴリー・クラーク多摩大学名誉学長が提言されたことがようやく実現する。文部科学省では2020年を目標に大学入試改革の検討が進められている。センター試験に代わる新テストは知識の量よりも応用力を重視。記述式試験の導入などが検討されているが、最大の変化は、将来の英語の試験廃止を視野に入れ、英語検定などの資格取得を活用することだ。

 「読む」「書く」を中心とする試験から「聞く」「話す」を加えた4技能をバランス良く試すものへと変更される。一発勝負の大学入試でなく、複数回挑戦できる資格検定になることは受験者の負担緩和にもなる。

 クラーク先生の主張はこうである。

 「本来、異国の人と交流することは、多くの人にとって楽しいことである。ところが日本人は、外国人に会うと条件反射的に苦しかった受験勉強、難行苦行の英語の授業を思い出し、舌が動かなくなる」

 確かにその通りで、私も英語圏の外国人との会合があるとなると前日から憂鬱になる。中学から大学まで8年も英語を習ったのに発音に自信がない。首をかしげられ、相手に通じていないことが分かるとますます舌が回らなくなる。自分の努力不足は棚に上げ、英語教師から習った発音と現実に話される英語にズレがあるからだと責任転嫁をするのだが、的外れとはいえない。

今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。