人獣共通感染症「オウム病」妊婦で日本初の死亡例 (2/2ページ)

 今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。意識障害などがみられ、その後死亡した。妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告した。

 海外ではオウム病による高齢者や妊婦の死亡例が報告されているが、国内ではこれまで報告はなかった。厚労省は「妊娠中は抵抗力が弱くなる。胎児に影響を与える場合もあるので、ペットなど動物との密接な接触は控えてほしい」と呼びかけている。