就活生の保護者に企業接近 セミナーや家庭訪問 (1/2ページ)

2017.4.11 05:00

人材サービス会社が親向けに開いた就職活動の勉強会=2月、東京都内
人材サービス会社が親向けに開いた就職活動の勉強会=2月、東京都内【拡大】

 就職活動で学生優位の売り手市場が続く中、企業がセミナーや家庭訪問を通して、保護者への働きかけを強めている。会社選びに親の意見を尊重したいという学生が多いためだ。子育ての総仕上げとして「納得できる仕事選びを手伝いたい」と、積極的な人も増えている。親はどこまで関わればいいのか。

 後悔する前に

 「『もっと早くアドバイスをすればよかった』と後悔する前に、お子さんと話をしましょう」

 山口県を拠点とする第二地方銀行の西京銀行(周南市)が1月中旬、親向けに開いた就職活動のセミナー。平岡英雄頭取の言葉に、集まった約30人の親がうなずいた。

 平岡頭取自身も、息子が就活時に苦戦して「相談に乗るべきだった」と後悔した経験がある。「過剰な介入は避けるべきだが、ふさわしいタイミングでの助言はマイナスにはならない」

 同行は親向けセミナーを2014年から開始。今年は親の希望で、働き方などの仕事紹介に時間を割き「私たちを第1志望にしてくれたらありがたい」とアピールした。

 関西で次男が就活中という夫婦は「体が弱い子なので、目の届く地元で働いてほしい」という思いで参加した。「おせっかいにならない範囲で相談に乗りたい」

 ゴルフ場運営関連会社「ダイレクト」(兵庫県西脇市)は内定を出した後、社長自ら家庭訪問している。親に事業内容や学生への期待を伝え、安心させるためだ。

 昨年入社した西香奈江さん(23)の父親は当初、入社に難色を示したが同社の定本康敬社長の訪問後は逆に背中を押してくれた。西さんは「親も理解したから自信を持って仕事を始められた」と笑顔を見せる。

様変わりした親の関わり方

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