北里大など、勤労男性のがん死亡率調査 サービス・管理職は高め

2017.4.18 05:57

 勤労世代の男性の肺、胃、大腸がんによる死亡率は、サービス職や企業・役所の管理職などで比較的高いとする研究結果を、北里大の江口尚・助教、国立国際医療研究センターの和田耕治医師(いずれも産業保健学)らがまとめた。

 これらのがんは男性のがん死原因の1~3位で、国が推奨する有効な検診がある。江口さんは「死亡率が高いとされた職業では特に、雇用者や業界団体が検診を受けやすい体制を整え、職場環境を見直すなどの対策に力を入れるべきだ」と話している。

 研究は、厚生労働省による人口動態職業・産業別統計(2010年)のデータを利用。25~64歳の男性の死因と、死亡時の職業を解析した。

 その結果、健康管理が比較的進んでいるとされる工場労働者ら「生産工程職」に比べ、飲食や美・理容、介護業界などで働く「サービス職」では3種のがんの死亡率は3~4倍、「管理職」は2~3倍。

 また「農林漁業職」のほか、ITや医療関係などを含む「専門技術職」も約2倍と高かった。

 なぜこれらの職業で死亡率が高いのか、今回の解析では分からないが、江口さんによると、いくつかの原因が推定できるという。

 例えば、夜間のシフト制勤務は過去の研究で、がん発症との関係が指摘されているが、飲食関係などでは夜間勤務が多い業態も珍しくない。

 管理職は1人当たりの部下が増え、現場と管理を両方任される「プレーイングマネジャー」化が進みストレスが高まっている。農林漁業では、個人事業主が多く、大企業のように健康管理が行き届かないなど、職業に固有の事情がありそうだという。

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