【ライフデザイン】結婚相手に望む条件の変化(上)

2017.4.18 05:56

 □第一生命経済研究所 上席主任研究員・北村安樹子

 結婚しない人が増えている。2015年の国勢調査によると50歳までに一度も結婚しなかった人の割合を意味する「生涯未婚率」は男性が23.4%、女性が14.1%。5年前に比べてともに3ポイント以上高まっている。

 結婚する・しないは個人の問題だ。生涯未婚率の高さも、結婚しない人生を選ぶ人が増えたためと考えられる。ただ一方で、日本の独身男女の多くがまだ結婚の意向をもっていることも事実だ。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると18~34歳の独身男女では約9割が「いずれ結婚するつもり」という。約30年前から微減しつつも依然高い水準のままだ。

 では結婚の意向をもつ独身男女は、相手のどのような条件を重視し、その傾向に変化がみられるのか。同研究所の調査によると、「人柄」「経済力」「職業」「容姿」「学歴」「家事・育児の能力」「仕事への理解」「共通の趣味」という8条件のうち、男女双方で最も多くの人が重視(考慮)するのは「人柄」だ(男性95%、女性98%)。

 2位以下は、男性が「家事・育児の能力」(93%)、「仕事への理解」(88%)「容姿」(84%)、女性では「家事・育児の能力」(96%)、「経済力」(93%)、「仕事への理解」(93%)が続く。全般に女性の方が相手に関してより多くの条件を重視する傾向にあるが、近年では男性が相手に求める条件にも変化がみられる。

 実は8条件のうち「家事・育児の能力」「容姿」「経済力」「職業」は、男女双方で近年重視する人が増えている。なかでも注目されるのは、男性で女性の「経済力」を考慮する人が増えていることだ。女性は以前から男性の「経済力」を重視してきたが、近年では男性も同様の傾向を強めている。

 次回は男性がパートナーとなる女性にどのような人生を歩んでほしいと考えているかについてデータを紹介し、男性のライフデザインでもパートナーとなる女性の「経済力」がもつ意味が重みを増している現状について考えてみたい。

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