がん原因、大半が「不運」 環境や遺伝ではなく「偶然起きたDNAの複製エラー」 (1/2ページ)

2017.5.11 06:10

野菜たっぷりのサラダ。がんの主因が偶然起きたDNAの複製エラーだったとしても、健康増進を図る生活には意味がある(ブルームバーグ)
野菜たっぷりのサラダ。がんの主因が偶然起きたDNAの複製エラーだったとしても、健康増進を図る生活には意味がある(ブルームバーグ)【拡大】

 喫煙や直射日光にさらされることなど、私たちは何十年も前からさまざまな有害物質とがんとの関連性について警告されてきた。だが、米ジョンズ・ホプキンス大学の研究者2人が米科学誌サイエンスに発表した共同論文によると、がんを引き起こす遺伝子突然変異の原因のうち3分の2は、環境や遺伝ではなく偶然起きたDNAの複製エラー、つまり「不運」なのだという。

 がんの家族歴や喫煙などの悪習慣は遺伝子突然変異と関連するが、正常な細胞分裂の間に起こる偶然の複製エラーははるかに大きな要因になる。研究者の一人、バート・フォーゲルシュタイン氏は「大抵、突然変異はDNAの重要でない部分で起こるが、不運にもがんを引き起こす遺伝子で起こる場合もある」と話す。

 フォーゲルシュタイン氏と同大学生物統計学・生物情報学部のクリスチャン・トマセッティ氏の2人は今回、69カ国48億人を対象にがんの発生率を調査した。結果、人種や環境による違いはなかったが、全体を通じてがんと正常な幹細胞分裂の間に強い相関性があることが判明。2人は、遺伝子突然変異のうち偶然の複製エラーによるものを66%、環境要因によるものを29%、遺伝によるものを5%と推定している。

大半のがんは3回以上の遺伝子突然変異で引き起こされると指摘

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