同調査によると、「認識している課題と特に重要な課題(3つまで)」という質問項目において、「マネジメントスキルの向上」は77.8%で6位である。なお1位は「次世代リーダーの育成」で94.3%だった。マネジメントとリーダーシップは一部重なるものの、異なるものではある。ただ、マネジャー、リーダーの育成が日本企業の課題となっていることは明らかだ。
他にも管理職が直接的・間接的に関わる「ダイバーシティ(女性等)の推進」(2位・92.0%)「メンタルヘルスへの対応」(4位・86.9%)「ワークライフバランスの強化」(5位・77.8%)などの項目も上位にランクインしている。
このように、現代社会の管理職が果たすべき役割が「スペランカー化(ムリゲー化)」しているのだ。こんな時代においては、このような上司を支える力が必要だと言えるだろう。部下であっても「上司のマネジメント」という視点を持つことが期待されるのだ。
「上司のマネジメント」の視点とは何か。上司の視点に立って行動することである。これは、自分を成長させる上でも案外正しい。上司の動きをチェックし、「しんどくなっていないか」を常にチェックしておきたい。「俺、やりますよ」と、先手先手のサポートこそが必要なのだ。