「頭がいい子」の家にある意外な共通点 広さや間取り、勉強に集中できる条件 (3/4ページ)

2017.6.18 13:09


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 中国には「孟母三遷(もうぼさんせん)」という故事があります。孟子の母親は、子の教育のために3回引っ越しました。実際に転居するのは難しいと思いますが、子供の成長に合わせて、場面を変えていく工夫は必要です。

 遅かれ早かれ、最終的に子供は自分の部屋に閉じこもるようになるでしょう。それは成長の正しいプロセスなので、親は「一件落着」といって喜ばなくてはいけません。逆にいうと、それまでは子供に適切な場面を提供できるように、丁寧に子供を観察し続けなくてはいけない。それが親の役目です。

 子供に用意してやりたい場面を想定できたら、次はそれを形にするプロセスに入ります。たとえば、家を購入する場合には、こう考えます。

 注文住宅の場合は、自分たちが望む場面を建築家に直接伝えます。「こういう間取りがいい」と言うより、「お母さんの料理中も子供と会話をしたい」などと、具体的なイメージを伝えたほうが、建築家はがぜんやる気になって積極的にアイデアを出してくれるはずです。

 もちろんすべての建築家が素晴らしいアイデアを持っているわけではありません。そこで、それを見極めるために、たとえば「頭寒足熱」というキーワードを投げかけてみる。

 一般的に学習時は頭部が寒くて足元が暖かい状態がいいといわれていますが、建築でそれを実現する方法はいろいろあります。簡単なのは床暖房ですが、予算的に難しければ1畳分だけ電気カーペットを敷いて対応してもいい。あるいは部屋の状況を見て、北向きの部屋なら窓から冷たい空気が入るのを防ぐため、窓の横にパネルヒーターを置くのもいい。そういった提案の引き出しをたくさん持っている建築家なら、信用できるといっていいでしょう。

「衝立」で間取りを変える

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