会食の飲酒における日欧の文化差とは 運に任せるしかない? (1/3ページ)

【安西洋之のローカリゼーションマップ】

 今、欧州人を中心とするメンバーで日本の複数の企業視察を実施するツアープログラムの準備をしている。そこで一つ気になることがある。「会食の際に飲む酒の量に関する対処の日欧の違い」という点である。

 メンバーは各自参加費を払って日本に行く。食事の値段も入っている。そこで日本の旅行代理店は「この店では一人当たりワイン2杯まで」とか酒の上限を当然のように設定してくる。

 一方、欧州側の人間は「底なしに飲むわけでもないから、このレストランでワインは2杯までとか決めないでくれ」と考える。もちろんコストがはみ出る場合の処置を事前に考えたうえでの発想だ。余裕をもって値段設定してくれ、ということだろう。

 このやりとりをしていて、よく出くわす会食シーンを思い出した。

 日本の人が割り勘ではなく接待する場合、接待される側は主催者が強く勧めない限り自分で「もう1本ワインが欲しい」とはあまり言わない。いわんや店の人に勝手に注文する例は少ない。どうしても客には遠慮がある。メニューを渡されれば、一番高価な料理は注文の選択肢から外そうという配慮が働く。

 欧州で似たような状況において、そこまで客の側に遠慮がない。メニューの中の高価な料理を自主的に選ぶし、テーブルのワインが少なくなり自分で飲みたければウエイターに声をかけて「もう1本、同じワインをお願い」と頼む(ことが珍しくない)。

 言ってみれば、欧州で接待する側にまわるのであれば腹をくくらないといけない。

接待は「する」のも「される」のも難しい

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