タワマンより豊か 衰退するのはもったいない首都圏の“名作”ニュータウン3選 (4/7ページ)

 街路はほとんどが歩行者専用であり安心して歩ける。元漁港を整備した公園、通称「ふなだまり」もあり、海を感じることも十分できる。

 歩いて10分ほどの京急富岡駅から京急横浜駅までは20分程度、京急品川駅までは40分程度だから、そんなに遠くない。だが、若い世代は結婚すると、ニュータウンの中に住む場所(空き家)が見つからず、転出するらしい。

 一人暮らし高齢者が2人で同じ家に住んで、空いた家に新婚が住むという仕組みがあればいいが。ただ、仮に仕組みがあっても、住み慣れた家から高齢者が引っ越すことは(老人ホームに入るとき以外は)、現実にはなかなかないだろうが。

 郊外に仕事をつくり出せ!

 紹介したニュータウンは3つとも素晴らしいところなのに、住んでいる人以外にはほとんど誰にも知られていない。だから人口が減り、高齢化する。そういうニュータウンは他にもまだたくさんあるだろう。知ってもらえば住みたくなる人はたくさんいるはずだ。名作ニュータウンのプロモーション活動が今後は必須だ。

 ただし、これらのニュータウンは、都心に通勤するには遠すぎる。専業主婦の妻が風呂を沸かして夕飯を作って夫を待っていてくれるならともかく、共働きが増えている現代の夫婦には適さない。

 だから、ものすごく子育て支援を充実させるか、それが無理なら通勤をしない人たちの街としての魅力をつくっていく必要がある。郊外を、都心に通勤する人々の家族が住むベッドタウン、コミューターサバーブ(通勤者のための郊外という意味)として規定するのをやめるべきである。

 郊外をベッドタウンと考えると、都心からの時間距離が問題になる。時間距離が長い地域は、短い地域より不利である。だから人口が減る。なので駅前にタワーマンションを建てて、少しでも通勤時間を短くしようとするのである。だがいつまでも満員電車で通勤する時代が続くわけでもなかろう。

 働き方改革は新しい郊外から

 現在、ようやく在宅勤務を本格化していこうという動きがある。郊外には、毎日の通勤には遠すぎるが、在宅勤務の場所としては環境がよいという地域もある。そうした地域は在宅勤務の適地として訴求し、新たな人口を引き込んだほうがいい。

 高齢者だって、家の近くに働く場所があれば、たとえ車椅子暮らしであっても、できる仕事もある。それは高齢者の「生活の質」を上げるし、収入も増やせる。

歩いて楽しい+働いて楽しい街へ

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