野良猫からマダニ感染症で死亡 「屋内のネコにはリスクはない」 体調不良の動物には注意を (1/2ページ)

SFTSウイルスを媒介するタカサゴキララマダニ(上)とフタトゲチマダニ(国立感染症研究所提供)
SFTSウイルスを媒介するタカサゴキララマダニ(上)とフタトゲチマダニ(国立感染症研究所提供)【拡大】

 西日本の50代女性が、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で死亡した。野良猫にかまれた後に発症し、哺乳類から感染したとみられる世界初のケースという。今年に入ってペットのイヌやネコの発症も1例ずつ確認されているが、厚労省担当者は「感染はまれで、屋内で飼っているネコにはリスクはないが、ペットにダニ駆除剤を施すと予防につながる」と話している。

 SFTSは日本、中国、韓国で確認されている新しい感染症。主にマダニにかまれてうつる。これまで森林や草地に生息するマダニに人が直接かまれることで感染すると考えられていた。6日から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、吐き気などの症状がでる。重症化し死亡することもあり、致死率は6~30%とされる。

 国内では平成25年に初の患者を確認。これまで、西日本を中心に266人の患者が報告され、うち57人が死亡している。死亡例は全て50代以上で、高齢者が重症化しやすいと考えられている。シカやイノシシなどからも、ウイルスに感染していたことを示す抗体がみつかっている。

厚労省は関係団体に注意を呼び掛け

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