総務省消防庁は1日、全国で7月24~30日の1週間に8人が熱中症で搬送され死亡したとの速報値を発表した。搬送者数は5315人で、前週から1054人減少した。
集計によると、死亡したのは静岡、兵庫、奈良、岡山、福岡、長崎、熊本、鹿児島の各1人。3週間以上の入院が必要な重症は93人、短期の入院が必要な中等症は1789人だった。65歳以上の高齢者は50.3%を占めた。
都道府県別の搬送者数は大阪の458人が最も多く、福岡388人、兵庫314人と続いた。
消防庁は適度な休憩や小まめな水分補給といった予防策を呼び掛けている。