【書評】『にっぽん猫島紀行』瀬戸内みなみ・著 程良い距離感での共存描く


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 猫島は、徒歩で1周できるほどの大きさで、住民の数より猫が多いといわれるような島のこと。猫好き作家の著者が北海道から沖縄まで10の猫島をめぐり、人と猫の関わり、風景をリポートする。

 福岡県・相島のノラ猫の運命に人として罪の意識を感じたり、猫神社もある宮城県・田代島では、猫が招く幸福に感謝したり。

 一方で観光地化や不妊・去勢手術をめぐるせめぎ合いもある。

 「猫の状態は人の心を映し出す鏡」という著者。空前の猫ブームの中、それぞれ問題を抱えながらも程良い距離感で、共存する島の人と猫の姿にホッとする。(930円、イースト新書)

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