【IT風土記】秋田発 ドローン、自動運転…「近未来技術」に懸ける仙北市の未来 (1/3ページ)

 秋田県東部にある仙北市が「国家戦略特区」に積極的に名乗りを上げ、地域の活性化に取り組んでいる。小型無人飛行機「ドローン」や無人運転バスなどの実証実験を積極的に展開。近未来技術を地域に根付かせ、新しい産業や若者を呼び込むこと目論んでいる。

 実践的な活用法を模索

 7月22、23日、仙北市の田沢湖スポーツセンターの体育館で、ユニークなドローンの操縦競技会「ドローンテクニカルチャレンジ」が開催された。体育館にさまざまな障害物を設置し、ドローンで障害物を避けながら遭難者を見つけ出す。山岳遭難救助をテーマにドローンの操縦技術を競うもので、全国から多くの「パイロット」が競技に参加。学生部門も設けられ、大学や高校6校が競技に加わった。

 市がドローンの競技会を開催するのは昨年に続き2度目。前回はモータースポーツ競技として人気が高まっている「ドローンレース」の国際競技会を国内で初めて開催したが、今回は実践的な内容に衣替えした。

7月22、23の両日仙北市で行われたドローンテクニカルチャレンジ(仙北市提供)

7月22、23の両日仙北市で行われたドローンテクニカルチャレンジ(仙北市提供)

 「すでにドローンは実用的なステージに入っています。市内では山菜取りなどで山に入って遭難するケースは後を絶ちません。遭難者の人命救助にいかに貢献できるのか。そうした視点からの競技会を提案しました」と仙北市の門脇光浩市長は語る。

「地方こそ近未来技術の活用の幅が広い」と語る仙北市の門脇光浩市長

「地方こそ近未来技術の活用の幅が広い」と語る仙北市の門脇光浩市長

 日本一深い湖として知られる田沢湖、湯治場として人気の乳頭温泉郷や玉川温泉、江戸の風情の残る街並みがある角館など観光資源が豊富な仙北市は2015年、ドローンの飛行規制を緩和した「地方創生特区・近未来技術実証特区」の認定を受け、全国から大きな注目を集めた。

湯治客に人気の玉川温泉。近未来技術と温泉療養との連携は、仙北市の地域活性化のテーマの一つとなっている

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田沢湖畔の公道で実際に無人バスを走行

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