成果を誉め合う「ピアボーナス」は組織をどう変える? 導入支援のサービスも登場 (1/4ページ)

スマホからポイントと感謝の言葉が送れるUnipos。たまったポイントは各社のルールに従い報酬として還元される
スマホからポイントと感謝の言葉が送れるUnipos。たまったポイントは各社のルールに従い報酬として還元される【拡大】

  • 投稿視された内容に共感した人は、その投稿に「拍手」を送る。投稿された人だけではなく、投稿した人にもポイントが付与されることが特徴的だ。これにより、おのずと組織内で望まれる行動が表出し、浸透していく

 ここ数年、企業の給与体系が大きく変化している。年棒制や成果給など様々なスタイルが出てきている中、耳にするのが「ピアボーナス」という言葉だ。ピアとは「仲間、同僚」の意味で、彼らからもらう成果給をピアボーナスと呼んでいる。米国のグーグルでは、社員の評価指標のひとつとして、このピアボーナスを導入していることで有名だ。

 日本の企業では、毎月の給与と年2回のボーナスが一般的だが、この慣習には問題点も多いと指摘されている。従来のボーナスは経営者や管理職が、社員の能力や実績を査定して支給額を決めるが、上司から見えない仕事の成果が、報酬に反映されにくいのである。ある調査によると、現在の評価制度は適切でないと思っている社員は約5割。こういった背景から、日本でもピアボーナスを導入する企業が現れ始めている。

▽スマホやチャットツールからポイントを贈る

 それに伴って、ピアボーナスの導入を支援するサービスも登場した。6月に始まった「Unipos(ユニポス)」は、そのひとつ。仕事で良い行いをした社員に対し、他の社員がスマートフォンやチャットツールから感謝の言葉を添えてポイントを送るシステムだ。やりとりは全社員がタイムラインで共有することができ、他の社員も賛同すれば、拍手を送ることができる。社員が互いに誉め合い、感謝を送る仕組みになっており、たまったポイントは、各企業が定めたルールで給与に還元していく。

ピアボーナスが注目されるようになった理由

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