記憶力は減退、勉強が苦痛… 40代で英語を習得するのは遅すぎるのか? (2/3ページ)

 後藤さんによれば、英文法問題を解く場合、英語の初心者は、脳のさまざまな部位を使うが、英語の上級者は、前頭前野など脳の一部しか使わないことが実験でわかったという。英語の上級者は、英語の回路ができており、効率的に答えを導き出せるのだ。ただし、言語の回路は、長期間使っていないと、脳が“廃用”にしてしまうそうだ。

 つまり、英語の勉強を日頃から継続していれば、40代になっても、英語力は十分アップできるといえそうなのだ。

 どうしても英会話学校講師と気が合わない

 海外と仕事をするようになったビジネスマンが、英会話の腕を上げようと、英会話学校に通う姿をよく見かける。しかし、長続きしない人も少なくない。

 英会話学校をやめる理由として多いのが、「先生と気が合わない」だ。確かに、話し相手との相性によって、ヤル気は左右される。昔から「外国人の恋人ができると、英語は爆発的にうまくなる。自分の気持ちを相手に伝えたいので、努力するからだ」といわれる。

 それはそうだが、意中の話し相手と出会うのも簡単ではない。そこで、元帝京平成大学教授の後藤秀機さんさんは、「表現力などアウトプットを試す場として、英会話学校を割り切って使ったら」と勧める。そうなれば「どんな場面でどんな表現をするのか、アウトプットの例文を考えると、英語は覚えやすいですね」という自然科学研究機構生理学研究所教授の柿木隆介さんの助言も活きてくる。

ドメスティックな仕事で英語不要のためヤル気にならない