【Ｌｕｘｅな日本～地元発】訪日客興奮！？　英語和食教室が人気　佐野いくみ

　訪日観光客の間で英語の和食料理教室が人気と聞き、東京・四谷の「わしょクック外国人向け和食教室」のキャラ弁教室を訪ねた。シンガポールなどからの訪日客が厚焼き玉子を焼いたり、胡麻をすったり。ハート形卵焼き、ノリやチーズで人気アニメキャラクターの顔を作ったおむすびに興奮気味だ。

　わしょクックは相模原市を拠点に全国で直営・フランチャイズ計１４教室を展開。講師養成スクールで学んだ認定講師３３人が教えている。「２０分で出来る季節の家庭料理」も人気が高い。代表の富永紀子さんは、訪日客が楽しむイベントとして、「卵を焼くジューという音、すった胡麻の香りなど五感を使って楽しんでもらうことを心がけている」と話す。

　２０１４年に相模原市の国際交流ラウンジで日本の家庭料理を教えたのをきっかけに、自宅で日本に住む外国人向け料理教室を始めた。訪日観光客の増加とともに料理体験ニーズが高まり、参加者数も伸びており、今年は昨年の４倍のペースという。旅行会社との提携も始まった。

　各地の郷土料理を世界に発信したい、と富永さん。ヘルシーで美しいと海外で人気の和食。食べて楽しみ、作って楽しむおいしいエンタテインメントとしてブームは進化している。

　【ｌｕｘｅ（リュクス）】　フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。

＜プロフィル＞

　さの・いくみ　元さくらんぼテレビアナウンサー。現在は主にリポーター、司会者として活動。特技は英語、中国語、台湾語。

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