新卒2年目から転職を繰り返し… 30年間も「自分探し」を続けた50代男性のいま (4/5ページ)

※写真はイメージです(Getty Images)
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 最近、まさに小林が望むように「好きなことを仕事にしている人」に出会う機会がありました。その人は30歳のカメラマン助手で、ある芸能人の写真撮影でご一緒しました。

 「どのくらいこの仕事をしているんですか?」

 「10年です。助手以外にもフリーランスで写真全般の仕事を受けています。ボクの天職ですよ」

 彼は高校を卒業後、もろもろの事情で大学には進学せずに就職を決め、カメラメーカーに就職したそうです。当初は希望しない仕事だったため、大学に進学した同級生がうらやましかったと言います。仕事は「販売支援」として、小売店の店頭でカメラを売ることでした。どうにか販売台数を増やそうと、自分が撮影した写真を「作例」として店頭に出してみたところ、お客さんが興味を持ち、カメラが面白いように売れ始めました。これが初めて「写真は面白い」と思ったきっかけだったそうです。そのうち写真の修整の仕事も始めました。そして徐々に仕事が広がり、現在は独立して写真の仕事をしています。

 2人の差はどこにあったのでしょうか? どんな仕事でも楽しい部分もあれば、イヤな部分もあります。やりがいは0か1かではありません。0から1の間にあるものです。小林は「本当に自分が好きな仕事は、必ずどこかにある」と考え、探し続けました。一方で写真の仕事を見つけた彼は「やってみると面白い」と、与えられた仕事のなかから楽しさややりがいを見つけ出しました。つまり、与えられた仕事でもイヤな部分ばかりを見ずに、自分なりの楽しめる部分を見つけ、それを育てて広げていくことを考えるべきなのです。

 以前見た韓国のコメディー映画で、こんな言葉がありました。

 「したいことができるのは神様だけだ。人は自分ができることをするのが一番だ」

 まずはいまの仕事を好きになることが大切です。

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