男たちが投げ出した国… 若い女性が国政に奔走 宮内悠介さん『あとは野となれ大和撫子』 (1/2ページ)

直木賞候補・宮内悠介さん
直木賞候補・宮内悠介さん【拡大】

 直木賞、芥川賞の双方で候補に挙がるなど、エンターテインメントと純文学を股に掛けた活躍で注目を集める気鋭の作家、宮内悠介さん(38)。今夏の直木賞候補になった新刊『あとは野となれ大和撫子』(KADOKAWA)は中央アジアを舞台に、若い女性が主役となって“国家運営”に奔走する奇想天外なエンタメ活劇だ。

 旧ソ連時代の自然破壊で大半が干上がったアラル海の跡地に冷戦後誕生した架空の小国「アラルスタン」。大統領暗殺を機に生じたイスラム主義勢力による政変で閣僚や議員は全員逃亡、国家存亡の危機に際し日本人の戦災孤児ナツキら高等教育を施された若い女性に国政が委ねられるという筋書きだ。国際政治、内戦、謀略などシリアスな展開が軸となるが、随所にコミカルなガールズトークが差し挟まれ、明るい雰囲気でテンポ良く物語が疾走していく。

 作品の重要な要素になるのが、アラル海の砂漠化問題。約15年前、大学卒業後にアジア各地を放浪した際にこの問題を知り、「いつか現地を訪れ、書いてみたいと思っていた」という。印象的なタイトルは、ツイッターでの先輩SF作家のつぶやきを拝借した。「まずタイトルが先にあり、何を流し込むかを考えた」。

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