「かしこい子に育つ」分岐点 脳の8割が完成する“5歳まで”にやるべきこと (4/6ページ)

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  • 茂木健一郎『5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方』(日本実業出版社)

 子どもの脳のドーパミン・サイクルをつくるために親がしてあげられることは、「うれしい!」「楽しい!」と思う体験をどんどん増やしてあげることです。脳がうれしい、楽しいと思うことは、好奇心や探究心が刺激されることです。はじめてのことやワクワクドキドキすること、「何かな?」「どうしてこうなっているのかな?」と興味が持てるようなことがたくさんあると、脳でドーパミンがどんどん分泌されます。

 AIにできなくて、人間だけができること

 「うちの子は天才になるわけないし」と思っている親御さんも多いかもしれません。でも、ザッカーバーグやジョブズのようにならなくても、何か興味があることや世の中の問題を見つけ、その解決のために熱中する力は今後どんな人にも必要とされます。

 最近、将棋や囲碁で人工知能(AI)が人間に勝ったとニュースになりましたが、世界中でAIの研究が盛んです。さまざまな分野で導入が試みられていますが、AIは計算や記憶など、ビッグデータを高速かつ正確に処理することに威力を発揮します。病状や症状から病名を診断したり、判例を元に裁判の審理を行ったりすることは、人間よりAIのほうが速くて正しい、そういう時代がやってくるかもしれません。そういう時代が来るとしたら、人間はAIにできないことをやるしかありません。そうでなければ、人間が存在する意味がなくなります。

 AIにできなくて、人間だけができること。それはまさしく問題点や改善点を見つけ、それを解決して世の中をよりよくするためのアイデアを出すことです。これからの時代を生きる子どもたちは、そういう力を磨いておくことが生きていく上でも大切です。問題に気づく力、探求する力、アイデアを発想する力を磨いておいて、もしお子さんがスゴい発明をして天才と呼ばれるようになったら、それはラッキーなんです。「うちの子は天才にはなれないし……」と思うのではなく、これからの時代、必要な力をつけてあげようという気持ちをもってお子さんに接してあげましょう。

部屋は散らかっているほうがいい

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