なぜドS上司には、相づち厳禁なのか
豊田真由子衆議院議員の秘書への強烈なハラスメント、乱暴な振る舞いは異例です。ただ豊田議員のような、問題を解決するためにコミュニケーションをとるのではなく、「他人を攻撃すること」自体が目的になっている人は世の中にいるもの。ハラスメントまがいの上司にはどう対応すればいいのでしょうか。
1つの方法は「奇襲」です。ドS上司は、相手に屈辱感を与えることが目的です。言い換えると、他人の面前で恥をかかせるのが快感なのです。そこで、「ここまでのリアクションをされたら困る」と相手が思う行動をサプライズでしてみせるのです。
例えば詰問に対して、突如フロアに響き渡るような声で泣き出す。突然土下座をして大声で謝る。そうして「そこまでのことをやったんだ」と周囲に知らしめ、「やりすぎてしまった」と上司に思い知らせるのです。ドS上司を上回る過激さで、自分が受けたダメージを、実際以上にアピールする。そうすると、上司も平然とは攻撃を続けられません。
サディスティックな相手に対して、弁解や謝罪は「こいつはイジメがいのある相手だ」と思わせるだけです。そこで前述のように過激に振る舞うわけですが、それが難しい場合、次にとるべき手段は「無反応」です。