松くい虫被害木をバイオマス燃料に長野県、有効活用へ新モデル (2/2ページ)

松くい虫の被害により赤茶けたマツ林が広がる安曇野市内の山林(長野県林務部提供)
松くい虫の被害により赤茶けたマツ林が広がる安曇野市内の山林(長野県林務部提供)【拡大】

■全国一の被害量

 県内の松くい虫の被害状況は、昭和56年度に初めて確認されて以降、被害量が年々増加し、ピークの平成25年度には約7万8千立方メートルに達した。その後はほぼ横ばいで推移し、28年度の被害量は減少したとはいえ、7万3085立方メートルと全国で最も多かった。

 被害は51市町村で確認され、特に上田、松本の両地域振興局管内に集中している。被害量はそれぞれ、全体の約3割に及び、特に、長野自動車道安曇野インターチェンジ(IC)-筑北IC間では、沿道の松林が一面に赤茶け、被害規模の大きさが際立っているという。

 防除するには、マツノマダラカミキリを駆除する薬剤の空中散布と、切り倒した被害木をビニールでかぶせ、薬剤くん蒸する伐倒処理、被害前に薬剤を注入して予防する方法が採られる。

 ただ、薬剤散布は健康被害を懸念する住民らの反対運動もあり、コスト面などから伐倒処理が一般的だとされる。

 県森林づくり推進課は、これまで主に伐倒処理していた被害木の有効活用に期待をかけ、「松くい虫防除の新たな事業サイクルとして一つのモデルを構築したい」と話している。

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