「高橋名人」も意欲 法律の壁を越え、eスポーツを日本へ (3/4ページ)

「高橋名人」こと高橋利幸氏(ブルームバーグ)
「高橋名人」こと高橋利幸氏(ブルームバーグ)【拡大】

  • 7月に東京・秋葉原で開催されたAOCのeスポーツ大会(ブルームバーグ)

 景品表示法の壁

 秋葉原の大会で優勝したリバレント運営担当、佐竹康晴氏によると、万丈氏らの給与は月給制で「なんとか生活できる程度」。日本では賞金の出る大会が少なく、海外遠征は費用がかさみ苦労が多いという。佐竹氏は、万丈氏らの対戦を見守りながら「選手にいい生活をさせたい。スターにしてやりたい」と願っている。

 日本の競技会で賞金がなかったり少額な背景の一つに法制度上の問題がある。現在主流となっているゲーム会社主催の大会賞金はソフトの販売促進と見なされ、景品表示法により最大で商品代金の20倍、つまり10万円程度が上限という解釈が一般的だ。昨年9月に消費者庁が見解を公表し、業界に自主規制が広まった。

 ゲーム雑誌ファミ通などを手掛けるGzブレインの浜村弘一社長は「日本ではゲームをなりわいとすることができず、結果的にスター選手やそれを宣伝する人が生まれない。非常に大きな問題だ」と指摘。「海外ではライブエンターテインメントとしてゲームをしない人も含めて産業が構成されており、その差は大きい」という。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは「いまは法にのっとって大会をやるしかないが、参加動機の一つが賞金ならば、実現に向けて努力したい」(日本・アジア統括の盛田厚氏)と、賞金額の将来的な引き上げに前向きな姿勢を見せる。

 任天堂の広報担当者は、同社ではeスポーツには大きな可能性があるとみており、賞金はないもののゲーム大会の開催などで普及を後押ししていると述べた。

「賞金200万円と10万円ではまったく違う」

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