「私の仕事はなくならない」と考えている人の誤算 肉体労働だけが残る時代の到来 (4/5ページ)

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  • 鈴木貴博『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること 』(講談社+α新書)

 「正社員の仕事が消滅して非正規社員におきかわる」という現象は現在進行形で起きていて、そのことによって「正社員の生活も年々、楽ではなくなる」という影響が広がっているのだ。つまり仕事消滅はこれまでもキャリア正社員の人生に間接的に悪い影響を与えてきた「あなた自身の問題」なのである。

 そしてこの問題は実は、今から15年以内に、間接的にではなく直接的にキャリア正社員のポジションを脅かすようになる。それが3つめの誤算だ。

 「頭脳労働が先に消滅し、肉体労働が残る」という誤算

 昨年から今年にかけて、囲碁や将棋の世界でトップランクの棋士が人工知能に敗れるという事件が話題になった。将棋界には棋士の強さを表すレイティングというスコアがあって、名人クラスのプロ棋士は3400ぐらいのスコアなのだそうだ。

 スコアで500の差があると将棋の対局相手としては歯が立たないらしいのだが、現時点で最強の人工知能には4000近くの実力があると言われているのだ。

 「人工知能の将棋なんて、単なるプログラムだ」と言われ「弱過ぎて相手にならない」と言われていた時期から数年で、人間の最高峰の棋士が相手にならないと言われる時代が来てしまった。そうなった最大の理由が、人工知能が深層学習(ディープラーニング)できるようになったためだ。

 それまでのプログラムは作成者が「こう言う計算をしたうえで最善手を打つ」というプログラムを自分で作っていたのだが、今の人工知能は「どう戦うのがより強いのかを自分で学習する」力を身につけた。これが深層学習だ。プログラムが最強棋士の棋譜を読んで学習し、プロ棋士の強さを学びとってしまってプロ棋士よりも強くなるという現象が起きたのだ。

クリエイティブな仕事のほうが先に消滅する

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