「私の仕事はなくならない」と考えている人の誤算 肉体労働だけが残る時代の到来 (5/5ページ)

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  • 鈴木貴博『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること 』(講談社+α新書)

 クリエイティブな仕事のほうが先に消滅する

 実はこの技術は、多くの仕事に転用可能だ。金融商品のトレーディングの仕事を人工知能が深層学習すれば、早晩、デイトレーダーは人工知能には勝てなくなる。銀行業務の中で一番重要な「取引先の信用度を検討して融資を実行する」という仕事もフィンテックによって近々、人工知能が代行するほうが焦げ付きが減って安全になる。

 人工知能のほうがロボット技術よりも先にブレークスルーを起こした。頭のほうが手足よりも先に人間を超えそうなのだ。このことが意味することはこれから15年の間に「頭脳労働が先に消滅し、肉体労働だけが残る時代が来る」ということだ。

 ここが知識階層にとっての最大の誤算である。つい5年前までは「近未来では簡単な仕事はどんどん機械に置き換わるようになる。生き残るためには頭を使うクリエイティブな仕事につくべきだ」と言われていたのに、今やそのクリエイティブな仕事のほうが先に人工知能に置き換わり消滅しようとしている。

 では、みじめな未来を向かえないためには何をすべきなのか? 具体的な処方箋を著書『仕事消滅』にまとめている。興味をもたれた方はぜひお読みいただきたい。

 鈴木貴博(すずき・たかひろ)

 経営コンサルタント

 1962年生まれ。東京大学工学部卒業。ボストンコンサルティンググループなどを経て2003年に独立。過去20年にわたり大手人材企業のコンサルティングプロジェクトに従事。人工知能がもたらす「仕事消滅」の問題と関わるようになる。著書に『アマゾンのロングテールは、二度笑う』(講談社)、『戦略思考トレーニング』シリーズ(日本経済新聞出版社)などがある。

 ( 経営コンサルタント 鈴木 貴博)(PRESIDENT Online)

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