現代の不倫は「ミッション:インポッシブル」 カーナビや社内共有ソフト…浮気バレの思わぬ盲点 (3/3ページ)

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社内恋愛は「スケジュール共有」でバレる

 不倫だけでなく、職場の中での内緒の恋愛などもテクノロジーでバレてしまう時代だ。例えば、グループウェアだ。組織内でスケジュール管理やタスク共有、チャットができるグループウェアは、今やチームワークのためにマストアイテム。これが、社内恋愛ホイホイなのだ。気になる人が、それぞれどこにいるかなどをチェックしよう。同じタイミングで出張しているかどうかなんかもチェックできる。

 一緒にいる際に、電話への着信が画面に大写しになることがある。そこで、なぜか同僚の名前が「鈴木亮平」というような本名ではなく「亮ちゃん」「亮平」などと登録されていたら「こいつ、付き合っているな」という話になる。

 なお、以前の同僚には社内恋愛見破り職人のような人がいた。例えば臭いフェチだ。会議室にいる人の臭いで誰と誰が関係を持っているか見破る職人がいた。臭いまでいかなくても、視線、ちょっとした言葉遣いでバレてしまうものである。

 社内恋愛や友好関係など、人間曼荼羅を深夜残業してパワーポイントでまとめていた先輩もいた。聞く限りの社内恋愛模様と、その周りにいる人をドキュメントにまとめていたのだ。

 別にここまでやらなくても、見破れてしまうことがある。たとえば、ある沿線に住む人が多い会社、独身寮がある会社などは沿線や、その寮を洗えば、もはや社内恋愛ホイホイである。

 かなりゲスい話になったが、これは本質をついている。テクノロジーは軍事か、人間の欲望に利用されて発展するのだ。「ミッション:インポッシブル」は主人公たちも敵もテクノロジーを駆使して闘った。君はこれを活用して恋愛するのか、人の恋愛を見破るのか。覚悟を決めよう。「社内SPA!男」「社内文春女」を目指すのも悪くない。

【プロフィル】常見陽平(つねみ・ようへい)

常見陽平(つねみ・ようへい)千葉商科大学国際教養学部専任講師
働き方評論家 いしかわUIターン応援団長
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演に没頭中。主な著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

常見陽平のビバ!中年】は働き方評論家の常見陽平さんが「中年男性の働き方」をテーマに執筆した連載コラムです。更新は隔週月曜日。

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