ゲーム三昧だったのに自ら机へ… 子供を東大に入れたママがやったこと (6/7ページ)

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 「親子の間に適度な距離感のある先輩後輩のような関係をつくるというのが、わが家の教育ビジョンのひとつです。そのために、普段から『命令しない』『管理・コントロールしない』『怒鳴らない』『自分がされて嫌なことはしない』と決めていたんです。「~しなさい」と強制はしません。なぜそれをしなければならないのかを親子で話し合い、その後は一切介入しません。だから、小学生のときから、朝は一度も起こしたことがなく、どんなに部屋が散らかっていても、パジャマを脱ぎっぱなしでも、そのままにしておきます。気にはなりますが、一度決めたことを遵守しなければ、逆に子供の不信感を招いてしまいますから」

 現状、子供たちは朝ひとりで起きるし、布団はきちんとたたんでいる。

 子供が話しかけてきたら、仕事の手を止めて耳を傾ける

 まさしく先輩のような存在の大岸さんだが、「葛藤経験」も数多いという。特につらかった思い出として振り返るのは、次男が小学生の頃に本にまったく興味を示さなかったときのことだ。「読みなさい」と言いたい気持ちをひたすらこらえて、次男が自ら本を手にするまで待ったという。読めと言えば、命令しないという親としてのポリシーが崩れる。それを一貫することが子供への教えにもなると大岸さんは考えている。管理・コントロールをしないのは、一見、ラクなようにも感じるが、実は相当の忍耐力を要すというわけだ。

大岸さんが目指してきた母親像