マネー誌の「推し銘柄」で大損 “年収550万円”投資ビギナーの末路 (3/4ページ)


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 食費は25%コストダウン、投資額も大幅削減!

 食費は、奥さんが「週1万5000円以内」という予算を設けていましたが、実際は毎週予算オーバーになっていて、そのオーバーした額の累計は1カ月で1万円ほど。そこで現状(月7万6000円)から25%ほど減らし、しっかり枠内におさまるよう調整して買い物をするようにしてもらいました。

 水道光熱費は月2万8000円と、一般世帯に比べて高額です。電気はつけ放題、水は流し放題の状態だったので、生活を見直してもらいました。スイッチのオンオフをこまめに行うことはもちろん、ウォッシュレットの電源やエアコンの温度設定なども、家族全員に強く意識してもらいました。

 通信回戦は家族で6つありました。両親のスマホ2台とキッズ携帯2台、自宅の固定電話とネット回線です。スマホの料金については、すでに格安スマホを導入していたのですが、使い方の割に高めの料金プランを選択していたので、プランを変更しました。さらに、被服費(主に奥さん)、嗜好品代(主にNさんの晩酌)は他の支出が多い月は購入を控えてもらいました。

 ▼「アクティブファンド」から「パッシブファンド」へ

 投資については、これまで株などを購入するために毎月2万円を積み立てていましたが、1万3000円に減らしました。また個別株の購入はやめて、比較的リスクの低い投資信託を積み立てていくことにしました。

 投資信託の選び方についても、これまでは信託報酬が高い「アクティブファンド」が中心でしたが、信託報酬の安い「パッシブファンド」に振り替えていくことにしました。パッシブファンドは、日経平均株価など相場に連動することが多く、大きな値上がりは期待しづらいかわりに、激しい値崩れも少ない金融商品です。今後はマネー情報誌の内容を鵜呑みにするのではなく、基本的な考え方などをじっくり学び直し、リスクの少ないものを選んで長期的に保有してもらうことにしました。

 前述したように、そもそもNさん家は、まだ投資ができるほど貯蓄の準備が整っていませんでした。家計の見直しでは、支出項目から「投資」を一度はずしてもよかったのですが、Nさんが投資を学びたいと思っていることや、現状はやはり投資のほうが効率の良い場合もあるので、リスクの低い長期投資を選んだうえで、そうした「勉強」を継続することにしました。

 こうして生活費を圧縮すると、毎月の支出は3万7000円も減らすことができました。

年間約41万円を貯められるように