マネー誌の「推し銘柄」で大損 “年収550万円”投資ビギナーの末路 (4/4ページ)


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 万年、赤字家計を月3.4万円の黒字にすることに成功

 以前は毎月数千円の赤字が出ていましたが、このプランを実行した結果、月3万4000円の黒字が出ることになりました。これを預貯金として貯めていくことにしました。これだけで年間約41万円を貯められる計算になります。加えて積立投資が月1万3000円(年15万6000円)ですから、見直し前にくらべて家計はグッと改善しました。このペースで行けば、株で失った70万円も取り戻せそうです。

 ▼赤字家計を月3.4万円の黒字に!

 【家計費コストダウンランキング】

 1位:食費 -1万8000円

 1週間の予算管理を厳格化して削減。

 2位:投資 -7000円

 投資額を減らし、投資対象を株から積立投信に。

 3位:被服費 -5000円

 洋服(主に奥さん)は少し我慢。必要最低限に。

 4位:水道光熱費 -3000円

 スイッチのオンオフに注意し、エアコンなどの使い方も反省。

 5位:通信費 -2000円

 格安スマホをさらに見直して安いプランに。

 6位:嗜好品 -2000円

 お酒の量を減らした。

 ▼たった1年半で70万円の損を取り戻せる家計に変身

 貯蓄よりも投資のほうがお金は増える--。確かにそういう側面もありますが、安易な気持ちで投資を始めると痛い目にあいます。私たちは投資のプロではないですし、仕事のように取り組むには限界があります。ですから、長期的な視点に立ち、生活の邪魔になったり、生活そのものを崩壊させたりするリスクは避けるべきです。

 投資で資産を増やすには、リスク分散と長期的な視点が不可欠です。また当然のことながら、投資の原資を作るために、家計状況の見直しと圧縮を心がけなければなりません。

 裏を返せば、今、投資をしていない人も、生活費を圧縮し、投資の原資(余裕資金)をつくることができれば、少額の積み立てから投資を始めることができます。「余裕資金」ということでリスクが限定されているのであれば、それほど難しく考えず、「勉強」として投資を始めてみるのもよいと思います。ただし生活資金には手をつけないこと。くれぐれも慎重に取り組みましょう。

 (家計再生コンサルタント、マイエフピー代表取締役、ファイナンシャルプランナー 横山 光昭)(PRESIDENT Online)