「果物が動脈硬化のリスクを低減」改訂動脈硬化性疾患予防ガイドラインで推奨 (1/3ページ)

国内外の研究や解析結果の蓄積から、果物の健康効果の見直しが進んでいる。気軽に旬の味を楽しみたい=東京都練馬区のスーパー「いなげや下石神井店」
国内外の研究や解析結果の蓄積から、果物の健康効果の見直しが進んでいる。気軽に旬の味を楽しみたい=東京都練馬区のスーパー「いなげや下石神井店」【拡大】

  • 小久保喜弘医長
  • 林芙美(女子栄養大学栄養学部准教授)

 秋本番-。果物がおいしい季節がやってきた。しかし、「果物を食べると太る」といったイメージから避ける人も少なくないという。今年改訂された「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」では、果物の適量摂取が冠動脈疾患などのリスクを低減させる可能性が記され、健康効果の見直しが進んでいる。専門家らは「健康なら、気軽に果物を食べてほしい」と呼びかけている。(宮田奈津子)

 研究の蓄積で

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や肥満によって引き起こされる動脈硬化。進行すると心筋梗塞や脳梗塞の危険因子となってしまう。「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」は、日本動脈硬化学会が動脈硬化による疾患の予防や診断についてまとめた指針で、今年6月に5年ぶりの改訂が行われた。

 果物の摂取は以前から推奨されていたが、疾患予防との関連は明らかにされていなかった。改訂では「果物の摂取量を増加させることは動脈硬化性疾患予防に推奨できるか」との問いを記載。「果物の摂取は冠動脈疾患および脳卒中リスクを低減させる可能性があり、糖質含有量の少ない果物を適度に摂取することが勧められる」と明記し、強く勧められる推奨レベルAに分類された。

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