妖怪「百目鬼(どうめき)」をテーマに、宇都宮の街中を巡ってもらうシールラリー「百目鬼を探せ!」が始まった。31日まで。印刷会社、みやもと(栃木県宇都宮市)が企画、宇都宮市民シティプロモーション支援事業に採択された街おこし事業。市民にもあまり知られていない歴史や民話に触れ、街の中を周遊することで新たな市の魅力を知ってもらう。
「百目鬼」は、平安時代の武将、藤原秀郷(ひでさと)が宇都宮で退治したとされる。秀郷は宇都宮二荒山神社で勝利を祈願し、平将門を倒した功績で下野・武蔵の国司を務めた。これらの歴史と民話を知ってもらおうと、宮本誠社長(48)と妖怪好きのスタッフらで企画。宇都宮のヒーローとしての秀郷と、妖怪「百目鬼」のオリジナルキャラクターを制作した。
シールラリーでは、マップを元に百目鬼の3Dフィギュアが潜んでいる5つのチェックポイントを巡り、目玉シールを集めた後、みやもと3Dメイカーズバンバスタジオ(同市馬場通り)の景品交換所で、プレミアムカードがもらえる。チェックポイントは二荒山神社周辺の市中心部で、うつのみや妖精ミュージアム(同)や宇都宮城址公園(同市本丸町)など5カ所。