多くの社員を味方につける「最強の話し方」 カギを握る「6割の壁」とは… (1/2ページ)

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藤田尚弓の最強の話し方

 相手から思ったような反応が得られない。重要さがうまく理解してもらえない。皆さんも、そんな経験はありませんか? この連載ではコミュニケーション研究家でアップウェブ代表取締役の藤田尚弓が、ビジネスシーンを上手く切り抜ける「最強の話し方」をご紹介していきます。

 第2回は、周囲を巻き込むことができず協力が得られないというケース。手伝おうという気持ちがあるときでも、私たちは協力が必要な人に手を差し伸べないことがあります。なぜそういう行動をとってしまうのか。そのメカニズムを解説し、周囲が思わず協力したくなる「最強の話し方」をご紹介します。多くの人を味方につけるには、「6割」を意識することがカギを握るんです…。

わかっているのに行動しないケース

 あなたが職場の環境整備推進リーダーになったとします。デスクの整理整頓はもちろん、今月は、会議室、応接室の美化を行うことを周知徹底しました。

ところが机の整理をする人はわずか。以前と変わらず書類を積んでいる人たちが多数です。勤務時間中に行う、会議室と応接室の掃除ボランティアには数人しか集まりませんでした。

 職場は綺麗にしておいたほうがいいことも、デスクを整理しておいたほうがいいことも、あなたがボランティアを募っていることも多くの人が理解しています。「協力してもよい」という思ってくれている人もいます。それなのにどうして、多くの人が協力せずに静観しているのでしょうか。

協力する気持ちがあるのに行動しない3つの理由とは

 協力してもいいと考えている人も、下記のような場合には協力行動をとらずに静観しがちです。

 1.緊急性を感じない

 整理整頓の強化月間だけれど、周りを見るとデスクを片付けている人はまだ少数派……。このように、周囲が積極的でない行動をしているのを見ると私たちはこう考えがちです。「どうやら今スグやる必要はないようだ」

 2.批判される恐れ

 掃除ボランティアとはいえ、勤務時間中に席を立つことで批判されるのでは? デスクの片付けを冷ややかな目で見る人はいないだろうか。行動をしたときの周囲からの評価が不安な場合、私たちはこう考えがちです。「周りの動向を見てからにしよう」

 3.誰かがやるだろうという気持ち

 温かい職場で周囲に手伝ってくれそうな人はたくさんいる。そんな理想的な職場ならではの落とし穴もあります。手伝いそうな人がたくさんいる場合、こんな考えが浮かびやすいので。「きっと他に手伝う人がいるだろう」

人を動かすカギを握る「6割」って…?

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