銚子電鉄「デハ801」往年の姿に修復 7日からプロジェクト始動 銚子商生と県内2社が協力 (1/2ページ)

現役時代の「デハ801」=平成14年10月(城之内和義撮影)
現役時代の「デハ801」=平成14年10月(城之内和義撮影)【拡大】

 銚子電鉄(千葉県銚子市)の車両で引退後は展示施設として使われていた「デハ801」を、現役時代の姿に修復するプロジェクトが7日から始まる。県立銚子商業高校の生徒や県内の塗装工事会社などの協力により、11月初旬の完成を目指す。

 デハ801は昭和25年製で、60年に伊予鉄道(千葉県松山市)から譲り受け、平成22年まで銚子電鉄の主力車両として活躍した。引退後は架線点検車として使われた後、27年からは外川駅に保管され、「昭和ノスタルジー館」の名称で車内に昭和時代の日用品や玩具などを展示していた。

 銚子電鉄ではデハ801を運行当時の姿に戻して活用しようと、今年8月に同館を閉館させ、展示物を撤去した。車内は木製の床などの状態も良好だったが、外装はさび付いて所どころに穴が開くなどして、修復しようにも手の施しようがない状態だった。

 そこで、特殊塗料の開発・製造を手がける「BAN-ZI(バンジ)」(千葉市花見川区)と、さび処理や塗装工事を行う「REPROUD(リプラウド)」(同若葉区)が、無償での技術協力を申し出て、車両修復プロジェクトが実現することになった。また、これまで駅の修繕活動などに参加してきた銚子商業の生徒らも、技術的な問題で一度はあきらめたという同車両の塗り直し作業に参加する。