過労で「心の病」若年層に多く 女性は20代の自殺最多 平成29年版過労死白書 (2/2ページ)

 一方、精神障害による労災は漁業(同16・4人)▽情報通信業(同13・5人)▽運輸業(同13人)-の順。要因別では1カ月160時間を超えるような極度の長時間労働(122件)や、労災ラインとされる80時間以上の時間外労働(143件)など長時間労働に起因するものが目立った。

 漁業が脳・心臓疾患と精神障害の両方で最多となったことについて、厚労省は「漁は長時間労働になりがちで、従事者の高齢化が進んでいることも要因と考えられる」と分析している。

 白書は昨年初めて作成された。昨年9月には電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=が過労死と認定されており、白書はこの事案にも触れ、政府の取り組みを紹介した。