男性人事部員が証言する「女性管理職」にありがちなイタい勘違い (1/3ページ)

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 性別を問わず、管理職に抜擢されればだれでも緊張するだろう。しかし、ベテランの人事部員に聞くと「女性管理職」のマネジメントの失敗には共通点があるという。多くの女性管理職と接してきた3人の男性人事部員が、匿名で体験談を証言する--。

 建設(建設関連会社 人事部長 50代)

 人事歴20年以上のベテラン。最近は女性も積極的に採用。管理・設計部門だけではなく、あらゆる分野で女性の登用を推進。

 食品(食品関連会社 人事部長 50代)

 人事部門の責任者として女性の育児と仕事の両立支援策に積極的に取り組んできた。仕事に前向きで意欲的な女性は高く評価。

 小売り(小売関連会社 人事課長 40代)

 日本企業数社の人事業務を経験。人事の仕事は天職と、女性の活躍・登用策にも意欲的。女性マネジメント職の支援も積極的に実施。

 さすがに部下を責めるのはいただけない

 【建設】管理職になると気負いすぎて感情的になる人がいますよね。仕事に責任感を持つのはいいことなのですが、部下の失敗を見逃さず「筋が通っていない!」と言って責め立てる。やりすぎて出社拒否になった部下もいますよ。

 【小売り】自分が実務に精通している分、自分がやったほうが早いし正確だという意識がある。つい、部下の粗さが目について口を出したくなるんでしょうね。

 【食品】そう。プレイヤーとしては優秀なんだけど、それを意識しすぎて自分の価値観だけでマネジメントしてしまう人がいますね。時間に制約がある社員に、制約がない自分と同じようなノリで仕事を頼んじゃうとか。仕事のモチベーションは人によって違うし、勝負して勝つのが好きなタイプもいれば、相手に感謝してもらうのが好きだという人もいる。自分の価値観でメンバーを扱ってしまう女性がたまにいます。

 【建設】いますねぇ。勝負好きの女性管理職の中には「あなたは負けて何で悔しくないの」と責める人がいるが、言われた本人は悔しいとは思っていない。

 【食品】女性が少ないからこそ、マイノリティとして苦労してきたのだから、逆にいろんな価値観を持った人がいることをちゃんと認識し、いろんな仕事のやり方ができるようにマネジメントしてほしい。自分が上司にされてイヤだったことを部下にしないのが良いマネジャーですね。

 【建設】なかには「私だって乗り越えてきたんだから、あなた甘いわよ」と言う年輩管理職もいる。あるいは「あなた男でしょう、しっかりしなさいよ」とも言ったりね。

 【小売り】母親を経験した人は子どもを育てるという大事業を成し遂げた人。そうであれば多少わがままな社員がいても、男性よりは話が聞きやすい。その経験を生かしてどうすれば会社に貢献できるか考えてほしいですね。

尊敬した年下の女性上司のふるまい