社員の健康に積極関与 増える「健康経営」企業 (1/3ページ)

「クアオルト健康ウォーキング」では、体表面の温度を計測してスタート
「クアオルト健康ウォーキング」では、体表面の温度を計測してスタート【拡大】

  • 「クアオルト健康ウォーキング」を体験する損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険の社員=山形県上山市

 秋空の下でスポーツを楽しむのが気持ち良い季節を迎えた。きょうは「体育の日」。日頃、健康のために体を動かしたいと思っていても、多忙な働き盛りは運動不足になりがちだ。こうした中、社員の健康に積極的に関与する「健康経営」を進める企業が増えている。社員の健康増進で企業としての評価も高める狙いだ。行政もそうした企業の活動を後押ししている。

 皮膚の温度2度下げるよう歩く

 この夏、山形県上山市の「クアオルト健康ウォーキング」に参加したのは、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険(東京)事業企画部の20~40代の16人。生活習慣も運動経験もさまざまだ。

 この「健康ウォーキング」は体温や脈拍数を抑えて歩くのが特徴。がんばり過ぎずに運動効果を上げることを目指す。同市の検証では、脂肪の効率良い代謝や血圧低下が見られたという。「自然の風に当たって皮膚の温度を2度下げるように歩きます」と説明を受けると、参加者は「運動するのに体温下がるの?」と少し不思議そうな表情も浮かべた。

 準備体操の後、一人一人の体表面の温度を測る。距離や高低差などの負荷が強過ぎないコースで、脈拍も途中で3回確認。落ち葉の香りを確かめたり、ひんやりした湧き水に腕を浸して歓声を上げたりしながら、3キロを1時間かけて歩いた。増岡由実さん(31)と池田百美さん(31)は「想像よりハードじゃなくて自然に身を任せる感じだった。運動が苦手でもできそう」と笑い合った。