「小中学校の友人」なんてどうでもいい きれいごとで子どもを追い込むな (4/5ページ)

 これは、いま小中学校で過ごしている子どもたちにも当てはまる。親は「長い人生で、交友関係は変わっていくもの」と理解しているのだろうが、ならばなぜ、そのことをきちんと子どもにも教えないのか。わが子に対し「小中学校の人間関係--とくにあなたを卑しめたり、危害を加えたりする人間なんて、大事でも何でもない。むしろ、あなたのほうから無視してやれ。もしつねられたら、つねられなくなるまでつねり返してやれ」と教育すればいい。なんだったら空手や柔道でも習わせ、いじめに遭ったときには逆に正拳突きや大外刈りでも食らわせてやればいいのだ。相手はビビッて、あなたの子どもをもういじめなくなるかもしれない。

 反撃してもいいし、逃げてもいい

 「小さい時期に、そんな殺伐とした人間関係の一面を教えてしまったら、将来どんな子になるか……」などと心配になるかもしれないが、気にすることはない。むしろ、いじめられた経験のほうが、将来によほど悪影響をもたらす。親は自分の子どもに「あなたを不幸せにする連中は、人生に不要な連中なので、まったく大事にする必要はない。なにがあろうと、私はあなたのことを徹底的に守るし、全面的な愛情をもって接する。だから、大丈夫」と自信を持って宣言すればいい。

 いじめられた体験は、一生のトラウマになるもの。だが、いじめた体験は、案外忘れてしまう。それならば、「孤立したとしても、いじめてきた相手には容赦なく反撃する。一対多でも意に介さず、いじめをしてきたクソガキたちをいじめ返す」くらいの行動に出て、周囲から敬遠されるくらいの人間になったほうがいい。それができなければ、学校から逃げたって構わない。

 ドライな人間関係を子どもにも習得させよ

 小中学生は「学校はとにかく大事」「クラスメイトとは仲良くしなくてはならない」といった価値観を植え付けられ、集団生活に耐えることを強いられる。そのため、理不尽ないじめに遭ったとしても、まずは我慢することを選択しがちだ。そして、「一生、このクソみたいな人間関係が続くのだろうか……」といった不安や絶望感を抱え込んでいく。小中学生にとっては、狭い学校が世界のすべて。その腐った世界が、未来永劫続くとすら感じているかもしれない。

 だが、高校や大学に行くと、世界は大きく広がっていく。社会人になれば、さらに世界は広がる。小中学校時代の愚にも付かないような連中とは完全に縁を切ることができる。そして、もう二度と会うこともなければ、思い出すこともなくなる。

 居場所は学校以外にいくらでも見つかるし、気持ちよく付き合える人もたくさん存在している。その事実を小中学校のうちから子どもたちに教え、性に合わない相手とはお茶を濁す程度の人間関係でやり過ごす術を身につけさせればいい。われわれ大人たちが、日々していることだ。名刺交換をしただけで、すぐには顔も思い出せないような無数の人々と、ドライな人間関係を構築して、やり過ごす。それでいいではないか。

今回の「俺がもっとも言いたいこと」