障害者らが米作り「自然栽培パーティ」 農業と福祉、企業をつなぐ (1/3ページ)

3チームに分かれて障害のある人もない人も、大人も子供も協力しながら行った自然栽培米の収穫作業=14日、前橋市青梨子町
3チームに分かれて障害のある人もない人も、大人も子供も協力しながら行った自然栽培米の収穫作業=14日、前橋市青梨子町【拡大】

 障害者の米作りなどを支援し、農業と福祉、企業の連携を目指す団体「自然栽培パーティ」(本部・松山市)の取り組みが全国に広がっている。自然栽培を行う福祉施設を増やすことで、農業の担い手不足を解消する一助になればという思いもあり、企業もその応援の輪に加わる取り組みが注目されている。(村島有紀)

カシオが参加

 「取れたぞー。ひも持ってきて!」

 収穫の秋。精密機械メーカー、カシオ計算機(東京都渋谷区)のボランティア社員やその家族44人が長靴を履き、鎌を持って慣れない手つきで稲を刈った。前橋市青梨子の障害福祉サービス事業所「菜の花」が、無農薬で栽培するコシヒカリの田んぼ。早朝、東京都内をバスで出発した同社の社員らは、同事業所の利用者約20人と協力しながら午後1時頃まで稲を刈り、天日で干す「はざかけ」と呼ばれる作業を行った。

 カシオ計算機は「菜の花」が栽培する自然栽培米の「一反パートナー」。1反(約1千平方メートル)当たりの収穫米を出来高にかかわらず55万円で買い取ることで支援する。「一反パートナー」は、障害者向け雑誌「コトノネ」が発案し、昨年から企業を中心に募集。カシオ計算機が第1号のパートナーとなった。