【書評】『人は、人を浴びて人になる』夏苅郁子・著


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 ■心にしみる交流のエピソード

 統合失調症の母、家に寄りつかない父、学校ではいじめにあうなど孤独な子供時代を過ごし、医大進学後には自らも精神疾患に。2度の自殺未遂や薬物依存、摂食障害に陥り、精神科医師になっても「死にたい」と思い続ける日々。

 患者の家族、患者、医師として壮絶な半生を送ってきた著者が「人生って素晴らしい」と思うようになれた12人との出会いをつづったエッセー。カウンセラー、親友、ホスピス医師、患者、マンガ家、そして夫らとの交流と、言葉の数々が心にしみる。

 多くの人に「一歩踏み出す」勇気を与えてくれるはずだ。(1620円、ライフサイエンス出版)

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