「ブラック企業」「がっつり」「トランプ」…広辞苑、10年ぶりに全面改訂

10年ぶりの改訂となる岩波書店の国語辞典「広辞苑」改訂版(第7版)=24日午後、東京都千代田区
10年ぶりの改訂となる岩波書店の国語辞典「広辞苑」改訂版(第7版)=24日午後、東京都千代田区【拡大】

  • 国語辞典「広辞苑」第7版の刊行をめぐり、記者会見する岩波書店の岡本厚社長=24日午後、東京都千代田区
  • 10年ぶりの改訂となる岩波書店の国語辞典「広辞苑」改訂版(第7版)

 岩波書店は24日、国語辞典「広辞苑」第7版を来年1月12日に刊行すると発表した。平成20年に刊行された第6版から10年ぶりの全面改訂で、総項目数は新たに1万を加えた約25万項目になる。

 今回の改訂では、基礎的な動詞や形容詞の説明刷新に力を入れたほか、「ブラック企業」「LGBT」「婚活」「スマホ」「ツイート」など、第6版刊行後の社会や技術の変化を受けた言葉を多数収録。

 人名は1月に米大統領に就任した「トランプ」をはじめ、「高倉健」「赤塚不二夫」「ジョブズ」「スピルバーグ」などが追加。俗語では「がっつり」「ごち」「ちゃらい」など、定着したと判断された言葉が採用された。一方、「豊洲市場」の項目は原稿が入稿していたものの、都政の混乱で移転が不透明になったため収録が見送られた。

 また、「炎上」に「インターネット上で、記事などに対して非難や中傷が多数届くこと」という新たな説明が加わるなど、従来項目への追加も多いという。

 来年6月30日までの完成記念特別価格(普通版9180円)での販売期間中に20万部の売り上げを目指すとしている。