ほとんどのラジコン飛行機は1人で操縦するが、エンジン6基の富嶽は、3機ともコントローラー2台を2人がそれぞれ駆使、1人が両翼外側の2つのエンジンを、別の1人が残り4つのエンジンを操る。離陸時は6つのエンジンを全開させ、着陸時は外側2つのエンジンの回転数を落とす。「2人で飛ばすことで、あうんの呼吸が必要となり、チームワークもよくなる」(正田会長)という。
輸送機型と旅客機型の同時飛行終了後、正田会長は「何とも言えない最高の気分。天気が良く、太陽の下で見る富嶽は素晴らしい」と語った上で、「個人的には爆撃機を含めた3機の編隊飛行をやりたいが、今のメンバーのままでは難しい。操縦者を含めメンバーが足りない」と話した。
富嶽の後、「大戦機」としてコルセア、紫電改、隼など6機が飛行。さらに「スケール機」や「ヘリコプター」などに続き「大戦機パート2」として銀河や零戦が、最後は「ジェット機」としてフェアチャイルドなど6機が飛行、ラジコンファンを魅了した。