【ビジネスパーソンの必読書】『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』『ユダヤ 知的創造のルーツ』『頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。』 (1/3ページ)

『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』中本千晶著(ポプラ新書・800円+税)
『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』中本千晶著(ポプラ新書・800円+税)【拡大】

  • 『ユダヤ知的創造のルーツ』石角完爾著(大和書房・1600円+税)
  • 『頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。』山口謠司著(ワニブックス・1400円+税)

 異なるジャンルの2冊の本に思わぬ共通点が見つかることがある。最近は量子力学と仏教哲学に共通の視点があるのを知った。読書の秋だからこそ、あまりなじみのない分野の本にも手を伸ばしてみてはどうだろうか。

                   

 ■10年満席の秘密 『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』中本千晶著(ポプラ新書・800円+税)

 100年を超える歴史がある宝塚歌劇。独身女性のみで演じるミュージカル風の独自の舞台芸術は世界に類を見ない。

 宝塚歌劇団はスタート当初から一貫して阪急電鉄が運営に当たっている。鉄道会社らしく、ほぼ毎日休みなく、宝塚市と東京にある自前の劇場で公演を続けているというから驚きだ。しかも1カ月ごとに新作を上演。この10年ほど客席稼働率は約10割をキープしている。本書は、宝塚歌劇の歴史をひもとくとともに、衰えを知らないその人気の秘密に迫っている。

 さまざまな「二面性」がある。虚飾のイメージを保ちながら、生オケを使って本格的な海外ミュージカルも演じる。トップスターを選抜する「スターシステム」と平等に育成する「学校システム」の共存などだ。