「認知症に理解を」訴え 支援者らとたすきをつなぐ「RUN伴」 (1/3ページ)

笑顔で走る米沢広人さん(手前右)。沖縄までつなぐたすきには、参加者の名前が書き込まれる=大阪市中央区
笑顔で走る米沢広人さん(手前右)。沖縄までつなぐたすきには、参加者の名前が書き込まれる=大阪市中央区【拡大】

  • 笑顔でゴールした参加者。認知症の人も、支援者も、一緒に完走を喜び合った=大阪市北区の扇町公園

 認知症の人や支援者らが全国各地でたすきをつなぎ、認知症への理解を深める「RUN伴(らんとも)」が注目されている。昨年初めて北海道から沖縄までを縦断、今年は「線から面へ」をテーマに海外にもエリアを広げた。開催地は認知症支援のシンボルカラーであるオレンジ色のTシャツを着た人たちであふれ、連帯が広がっている。(加納裕子)

 みんなと一緒に

 冷たい雨が降りしきる中、大阪市中央区のコンビニエンスストア前に、オレンジ色のTシャツを着た人たちが集まってきた。

 10月21日に大阪エリアで開かれた「RUN伴」。参加者らは店の軒下で和やかに談笑し、たすきをつないでくれるグループの到着を待つ。

 「みんなと一緒にワイワイするのが楽しい」と話すのは、大阪市福島区の米沢広人さん(66)。自営の写真館の仕事をしながら、カメラマンとしてイベントの記録撮影をしていたが、物忘れをすることで仕事に支障を来すようになり、2年ほど前にアルツハイマー病と診断された。