「年収800万円なのに貯金ゼロ」 40代独身貴族の言い訳 (1/4ページ)

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 年収は約800万円、月収は手取りで38万円という40歳の独身男性。でも毎月の貯蓄はほぼゼロ。その理由は、「食」への強いこだわりと、家計管理のずぼらさでした。ファイナンシャルプランナーの指導で支出を見直したところ、毎月8万6000円の支出減に成功しました。その一部始終をご紹介しましょう--。

 40代独身貴族「貯金0円」の理由は自分自身

 「年齢のわりに貯蓄が少ない気がして……」

 そう言って肩を落とすのは、会社員で独身男性のTさん(40)。今のところ結婚の予定はなく、老後も一人かなと思いながら40歳を迎えた時、友人に「俺たちも初老に入ったね」と言われ、ハッと「老後がまずいんじゃないか」と思ったそうです。

 Tさんの貯蓄額は230万円。急に不安になり、どうしたらよいかわからず、私のところへ相談にいらっしゃいました。

 現在はIT系の会社員ですが、向上心があり、昨年から通信制の大学院で心理学の勉強をされています。今後は心理系の職場への転職も考えているそうです。大学院は2年制で、卒業は来春。学費は年間100万円ほどで、貯蓄から支払っていたそうです。しかし貯蓄額が少ない原因は、それだけではありませんでした。話を聞いてみると、「普段の生活」から大きな問題があったのです。

 ▼貯金せず、38万円の手取り給料すべて使い果たす

 Tさんは、収入と支出をほとんど把握できていませんでした。毎月のやりくりは、好きなように使って、口座の残高が0円に近づいてきたら控えていくというやり方。イレギュラーな支出が多く、赤字になった時は、ボーナスで補填。借金をするわけでもなく、何とかやってこられたので、それでいいとずっと思ってきたといいます。

 これでは家計相談にならないため、通帳の記録やクレジットカードの明細などを見ながら、各費目の支出の見当をつけていきました。

 すると、毎月手取りで38万円ほどある収入が、給料日前までに数千円しか残らないという状況です。年収は800万円強。単身で家族にお金がかからない状況なのに、使い切ってしまう状態です。

 どのようにお金を使っているのか。じっくりうかがっていきました。

「何に使ったかわからない」使途不明金