医薬品市場価格、薬価を9.1%下回る 1500億円程度圧縮、社保費1300億円削減にめど

 厚生労働省は6日、医薬品価格調査の結果(速報値)を公表した。医薬品の市場実勢価格が公定価格の薬価を9.1%下回った。薬剤費を9兆円規模と仮定した場合、単純計算で国費負担は1500億円程度、圧縮できる。

 調査を受け、厚労省は来年4月の診療報酬改定で市場の実勢価格の水準まで薬価を引き下げる方針だ。薬価の引き下げで、社会保障費の自然増を5千億円以内に抑制するための1300億円削減にめどが立った。

 調査は2年に1度実施し、今回は今年9月取引分を調べた。実勢価格と薬価との価格差が9%以上開くのは平成11年度以来。安価なジェネリック医薬品(後発品)の普及などで、27年の前回調査(8.8%)よりも価格差が広がった。一方、ジェネリック医薬品の数量ベースの使用割合は65.8%と過去最高だった。政府は32年9月までに80%に引き上げる目標を掲げている。