“すごい”“おもしろい”は控えめに バカっぽくならないための「大人の文章テク」 (5/6ページ)

 テクニック3:間接的に言い換える

 「ひどい」「つらい」「面倒くさい」など、ネガティブな形容詞は人の気持ちを暗くします。自分の文章を読んでくれる人を不快な気持ちにしないように、そうした直接的な形容詞を避ける言い方を身につけることが必要です。ここでは「つまらない」という形容詞を考えてみます。

 ・会議がつまらなかった。

 後ろ向きな発言は社内の士気を下げるので、可能な限り前向きな言い方を心がけたいものです。

 (言い換え例)

 ・今日は、意味のある人にとっては意味のある会議だったかもしれないね。

 会議自体を否定せず、議題を問題にすることもできるでしょう。

 (言い換え例)

 ・今日の議題は、ルーティンの内容が多かったので新鮮味に欠けたね。

 次は、レストランのクチコミサイトへの書き込みです。

 ・フロアとキッチンのやりとりがうるさいです。

 形容詞の場合、ネガティブな表現をポジティブな表現に変えることが可能です。たとえば、「暗い人」は「物静かな人」に、「強引な人」は「積極的な人」「大胆な人」に、それぞれ言い換えられます。

 例文の「うるさい」という形容詞は直接的すぎて不快感を覚えます。次のように言い換えると鋭さを和らげることができます。

 (言い換え例)

 ・フロアとキッチンのやりとりには活気はありますが、少々にぎやかすぎました。

 ネガティブな形容詞は読み手を不快にします。また、自分もそうした見方に縛られてしまいます。現状を明るい方向に向かわせるためにも、ネガティブな形容詞を慎む心がけが大切です。

「表現の変化球」を身につけよう