【産経女子特区】産後の女性社員が恐れるマミートラック 出口はどこに? (1/6ページ)

産後の女性社員が恐れるマミートラック出口はどこに?
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  • マミートラックに入らないよう、出産後の働き方を考える尾下知央さん(右)と夫の俊介さん
  • 特定社会保険労務士の新田香織さん
  • 育休後コンサルタント山口理栄さん

 出産後、子育てと仕事の両立を目指す女性が恐れる「マミートラック」。子育て優先の働き方により「第一線の仕事ができなくなった」「自分は会社のお荷物かも」と意欲と自信を失うケースは少なくない。企業は中核で活躍する女性管理職の育成を急ぐが、マミートラックを走る働き手には、その掛け声はむなしく響く。“ママ専用レーン”に入ることなく経験を積み、キャリアの階段を上ることはできないだろうか。もしくは、一度入ったレーンから脱出し、第一線に戻ることはできないだろうか。一歩を踏み出すママ社員が増えれば、管理職候補の裾野も広がる。産経新聞社内の有志の集まり【産経女子特区】のメンバーが、マミートラックをめぐるママ社員たちのホンネに迫った。

マミトラとは

 マミートラックとは仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのこと。

 経験を積むことでキャリアの階段を上っていくが、育児休業で昇進の機会を失ったり、時短などの制限勤務により

軽微な仕事ばかり任されたり、自ら負担の少ない補佐的な仕事を選んだりすることで、階段を上らず、地上のトラックを周回し続ける状態を指す。

 仕事と育児の両立が図りやすくなり、多様な生き方・働き方の実現につながる一方で、意欲を失い退職していくケースも少なくない。