「借りるのためらっていた国宝級作品や海外名作も紹介できる」…双眼鏡形の美術館が復活 北九州

改修工事を終えて開館した北九州市立美術館
改修工事を終えて開館した北九州市立美術館【拡大】

 「丘の上の双眼鏡」とも呼ばれる外観が特徴の北九州市立美術館が、約2年間の改修工事を終えて復活した。空調設備を一新し、繊細な管理が必要な国宝級作品も展示できるようにした。

 建築家の磯崎新氏が設計した同館は昭和49年、市街から関門海峡まで見渡せる高台にオープンした。最上部にある2つの展示室は細長く水平に延びていて、両端がガラス張り。映画のロケ地としても利用されてきた。

 設備が老朽化し、美術品の適正な管理が困難になったため、平成27年に休館して大規模改修を実施。最新の空調機器を導入したことに加え、展示室の入り口に前室を設けたことで、高水準の温湿度管理をできるようにした。バリアフリー化も進めた。

 「前は借りるのをためらっていた国宝級作品や海外の名作も紹介できる」(同館の担当者)。再開を記念し、英国を代表する風景画家ターナーの展覧会を18年2月4日まで催している。