親とゲームをする子は将来有望 社会の縮図を学ぶ「ゲーミフィケーション」の世界とは (1/6ページ)

 子供の生きる力を育てるためには、年末年始になにをするのがいいだろうか。おすすめは「ボードゲーム」だ。東京大学の特任講師・藤本徹さんは「子供が親と一緒にゲームをすることで、生きる力がつく」という。ゲームで「社会の縮図」を体感することが子供の成長を促すのだ。では、どんなゲームがおすすめなのか。

「ゲーミフィケーション」の世界をご紹介しよう--。

※写真はイメージです(Getty Images)

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 子供は「複数人の大人と遊ぶ」ことで学び、力が伸びる

 人工知能(AI)の普及が進む10~20年後。いまある仕事の約半数がAIにとって変わるといわれている(※)。今の子供たちが、将来困らないためには、どういった能力を身につけさせればいいのだろうか。

 ※オックスフォード大学のマックス・A・オズボーン博士による分析。2015年に「未来の雇用」という論文で発表され、世界に衝撃を与えた。

 私は、雑誌「プレジデントFamily2018冬号」の取材で、その「答え」を発見した。それは「親子でボードゲームで遊ぶこと」だ。

 今回、東京大学の特任講師・藤本徹さんらが主宰する「Ludi×Lab」に話を聞いた。これはゲームと学習に関する研究者ユニットで、藤本さんはゲームの仕組みを学習や社会問題の解決に役立てようとする「ゲーミフィケーション」の専門家である。藤本さんは「複数人で遊ぶボードゲームでは、人の振る舞いを見て学ぶ『ソーシャルラーニング』を手軽に行うことができる」という。

「親や友達と一緒に遊ぶことで相互作用が生まれる」